女性の活躍 「女性の幸福 仕事編」

2014/04/02

安倍首相は、今年1月のダボス会議で、2020年までに、日本の会社の女性管理職を30%まで引き上げると宣言しています。急速に進む少子高齢化社会の中、ますます女性の活躍が求められるでしょう。同時に、女性のビジネス・ストレスも高くなってくると考えられます。

そこでおすすめの書籍が、板東眞理子「女性の幸福 仕事編」(PHP新書)です。

本書では、女性が管理職として活躍していく上でのヒントが満載です。

たとえば、

・まじめというのは面倒なこと、コツコツ続けなければならないことから逃げ出さないということです。仕事は一時的な熱意だけではうまくいかず、続けなければ成果が出ないものがほとんどなのです。

・自分への投資をケチっていてはビジネスパーソンとして、組織人として、人間として成長できません。自分に投資しない人は将来がないというのが鉄則です。

・言われたことはきちんとできる、あいつに任せておけば間違いない、という信頼を勝ち取るのは、職業人としていちばん重要なことです。与えられた任務をしっかりこなすのは職業人として基本の「き」です。

目に見える成果を出すことを第一にめざしましょう。それは人心掌握の小細工をするよりも大事なことです。人心掌握の目的はチームでいい結果を出すことであり、自分が部下から尊敬されたり、大事にされたりすることではありません。リーダーは論より証拠、弁舌がさわやかであるより、具体的な結果を出すことです。内弁慶ではなく、外に通用する結果を出すことです。

などなど、実は、女性だけでなく、男性にも通用するリーダー論が述べられています。

女性にも本来の能力が発揮できる社会を目指したいものです。


女性の幸福(仕事編) (PHP新書)/PHP研究所

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