精神腫瘍学『HEAL 癒しの力』

2025/09/17

精神医学には、心とがんとの関係を研究する「精神腫瘍学(せいしんしゅようがく)」という分野があります。以前のブログ(→こちら「心の力 『がんが自然に治る生き方』」)でも紹介したことがありますが、特に、心ががんの発症や予後に関わっていることがさらに明らかになってきています。

そこで今回ご紹介するのが、ケリ・ヌーナン・ゴアス『HEAL 癒しの力』(角川書店)です。また、本書をベースにした実写映画「HEAL」もつくられていて、Amazon Prime Videoで観ることができます。

本書から少し紹介すると、

・1925年に量子物理学が始まり、原子の中の99.9999999999999%は何もない空間であることが分かった。陽子がリンゴの大きさだとすると、一番近い電子は塩一粒の大きさで、およそ2キロメートルも離れている。

・素粒子そのものは突然、量子フィールドと呼ばれるところから現れる。素粒子はエネルギーの波

・2006年2月に、末期の悪性リンパ腫と診断されたアニータ・ムアジャーニは、父親との親子葛藤を昇華することで、5週間でがんが消えてしまった

などなど、人間の念い(おもい)の力によって肉体を作り変えていくことができると確信できる内容です。
 
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