児童・学童心理『「少年ジャンプ」黄金のキセキ』

2026/03/06

学童期のメンタルの相談(小児精神医学)を受けることが少なくありません。不登校、いじめ、発達障害など、親御さんたちも、子育てに苦慮されることがあります。

そこで今回ご紹介するのが、後藤広喜『「少年ジャンプ」黄金のキセキ』(集英社)です。

本書では、小学校2年生~中学3年生ぐらいを対象に、学童心理を読むことの大切さが述べられています。

たとえば、

・「少年ジャンプ」の編集方針として世に良く知られることになった「友情」「努力」「勝利」の三本柱が生まれた。

・何かを成し遂げるときには、ひとりよりも友だちとの「友情」が心の支えになり、励ましとなる。また不断の「努力」なくして難しい。敵とぶつかり戦わざるを得ない時は、必ず「勝つ」という決意を持つ。これが「少年ジャンプ」の大多数の読者が抱く心の有り様なのである。

・「キミの悩みは何ですか?」という設問とその回答である。第一位=将来の進路、第二位=成績、第三位=おこづかい、第四位=体力・運動能力・・・。この四つがあまり差がなく上位にあり、第五位=異性のこと(恋愛)を大きく引き離している。

などなど、学童心理を理解するヒントが満載です。「敵を知らば、百戦あやしからず」(『孫子』)と言われますが、問題解決には、まず相手の心理を知ることです。
 
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