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ストレスは人生のスパイス『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』

2026/07/01

「ストレスは人生のスパイス」と言ったのは、ストレス学の父、ハンス・セリエですが、実際に、人生で出会うストレスには、人間を成長させる力があります。

そこで参考になるのが、ケリー・カクゴニガル『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』(日経BP社)です。

本書では、「ストレスパラドックス」と言って、ストレスには、人間の心身に害になる場合もあれば、健康に良い場合もあることを述べています。

たとえば、

・「ストレスは健康に愛を与える」と信じている場合に、「ストレスを多く感じることは、心臓病にかかったり、死亡したりするリスクが高くなることと関係がある」と分かっています。言い換えれば、「ストレスを多く感じること」「ストレスは体に害だと考えること」、この2つの組み合わせによって、心身の問題を引き起こすリスクが高まる、とも言えるのです。
 これとは対照的に、「ストレスを多く感じながらも、ストレスには何らかのメリットがあると思っている人」は、より健康的で、幸せで、仕事でもいい結果を収めています。

・2005年から2006年にかけて、調査会社ギャラップが実施した世論調査で、世界121か国、12万5000人に対して、「昨日、多くのストレスを感じました?」という問いかけをしました。・・・(中略)・・・ストレス指標が高ければ高いほど、国も豊かだという結果だったのです。「昨日、多くのストレスを感じた」と答えた人が多い国ほど、平均寿命やGDPが高かった。「ストレス指標が高いほど、国民の幸福感や満足度も比例して高い」ということも、この調査結果は示した今した。

などなど、ストレス自体はあくまでも価値中立的なものであり、ストレスを受ける人の価値観によって、悪にも善にもなることが分かります。
 
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