プロセスそのものを楽しむ 『知的生活』

2022/03/03

先日、ハマトンの『知的生活』(三笠書房)を読み直していました(4回目)。約150年前に出版された本ですが、毎回読む度にたくさんの学びが得られます。繰り返し精読できる良書とはいいものです。

 

本書から、何点か人生のヒントを紹介させていただきます。ぜひ、一読をお勧めします!

 

・病人というのは独特の不思議な経験をしているものです。彼らは健康の喜びを知っており、その上、病気についても知っているのだから、健康それ自体について健康な人間よりも正確に考えることができるのです。

 

時間を節約するいちばんいい方法は、何かを学んだり行ったりする時には、必ず、完全にものにするのだという強い気概を持って臨むことです。そして、一方、どうにもならない限界が見えた時にはいさぎよくそれを認めてしまうことです。

 

規則正しく時間を合理的に使うような習慣をつくることです。それは、仕事とか健康のことに気を遣わず、毎日二時間、最良の書物を読むための時間を得るためです。それは決して多い時間ではありません。

 

・われわれは第一に仕事のプロセスを楽しむべきであって、仕事が終わることばかりを心待ちにすべきではないのです。

 

などなど、本当に人生の教訓で満ちています。先人たちの叡智に感謝です!

 


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