現代のストレスの多くは、ビジネス関連です。自分で“痛い思い”をして学んでいくのも手ですが、できれば「転ばぬ先の杖」を持ちたいものです。
そこで今回は、中国の古典『孫子』から現代を生きる智慧を学びます<守屋淳『最高の戦略教科書 孫子』(日本経済新聞出版社)>。
ここで特に紹介したいのが、「敵を包囲したら必ず逃げ道を開けておき、窮地に追い込んだ敵に攻撃を仕掛けてはならない」(軍争篇)です(p.157)。
ビジネス競争では相手を追いつめすぎて、「窮鼠猫を噛む」で逆にこちらが反撃を食らってしまうことがあります。どんな対人関係になったとしても、相手を思いやる気持ちを残しておきたいものです。
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