仏教は霊魂を認めている! 『現代仏教塾』

2021/08/11

当院では、前世療法を心理療法に取り入れています(→こちら)が、その前提にあるのが「霊的人生観」(つまり、人間は永遠の魂を持ち、転生輪廻を繰り返しながら魂修行している存在)です。ところ、近代仏教学では「仏教は、霊魂や転生輪廻を認めない唯物論である」と主張しています。

 

そこで、現代仏教学では、霊的人生観を認める“本来の仏教精神”を取り戻す運動が起きています。たとえば、吉村均ら『現代仏教塾』(幻冬舎MC)です。

 

本書では、阿含経やパーリ語仏典などの原始仏典を引用しながら、「仏教が霊的人生観を前提している」ことを分かりやすく説いています。

 

たとえば、

 

・このように初期経典の中で、お釈迦さまははっきりと「死後のこと」を語り、「転生輪廻」を語っているのです。にもかかわらず、お釈迦さまは死後のことを語らなかった、と言われるようになってしまった。それが仏教学の常識のようになっているのですね。・・・(中略)・・・お釈迦さまの教えというのは「対機説法」ですから、その人に応じて説かれているわけです。・・・(中略)・・・ですから、お釈迦さまはいつでも「死後を語らなかった」のではありません。むしろたいていの場合、「死を思い、死後のことを考えよ」と諭しておられたことが、存在する多数の経文から明らかなのです。

 

・仏教の旗印は無我である。そして無我というのは「私というものは存在しない」という意味だ、というふうに理解されている。しかし実はそうではなくて、「私が、私が」というがに対する執着を離れなさい、という教えなのです。・・・(中略)・・・初期の経典をちゃんと読んでいけば、お釈迦さまが「自己(アッタン、アートマン)」というものを大事にされている経文というのは、たくさん出てくるのです。

 

などなど、「仏教は霊魂を認めない」と盲信している宗教学者や住職たちが精読すべき内容になっています。

 


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