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中国の行く末 『髙橋洋一&石平のデータとファクトで読み解く ざんねんな中国』

2020/01/29

今現在、中国発の新型コロナウィルス肺炎が世間の耳目をさらっていますが、ここまで問題が大きくなっているのは、中国共産党の情報統制が元凶です。

 

共産党一党独裁国家・中国には、一刻も早く、言論の自由や思想・信条の自由を保障する民主主義国家に生まれ変わってほしいものです。

 

さて、今回ご紹介するのは、髙橋洋一、石平『髙橋洋一&石平のデータとファクトで読み解く ざんねんな中国』(ビジネス社)です。

 

本書では、最新データを駆使して、どれほど中国が末期状態にあるかを論証しています。

 

たとえば、

 

・中国の統計のなかで唯一正しいのは相手がある貿易統計のみだ。これがかなり縮小しているのは中国経済がすごく悪い方向に行っていることを示唆している。貿易戦争をアメリカとやらかしている場合ではない。・・・(中略)・・・経済発展の段階で、中所得の段階(一人当たりGDPが1万ドル程度)になると経済が停滞してしまい、先進国入りを逃すというもの。

 現在の中国は、一人当たりGDPは8000ドル超で、中所得の段階に届きつつある。これまで世界の中所得の段階を越えている国は、ほとんどが民主義国、自由主義国であった。・・・(中略)・・・中国はすでに「中所得の罠」に嵌まってしまっている。

 

などなど、現代国際政治を見抜く情報が満載です。一方、ジム・ロジャーズ『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』(講談社α新書)のように、中国共産党の人権弾圧を無視して、盲目的に中国を礼賛する情報もあるので注意が必要です。

 

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