現代の情報化社会にあっては、社会情勢は刻一刻と変化し、流れが速くなっています。
会社の寿命は平均30年といわれていますが、今後もっと短くなっていくことが予想されます。
そういった社会情勢を踏まえ、自分のキャリアについて、戦略的に考えることが大切です。
参考になるのが、高橋俊介「キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?」ソフトバンク文庫です。
本書では、キャリアを開く行動パターンとして
(1)仕事を膨らませる:
日ごろから連続的に少しずつ、自分のやりたい仕事の割合を増やしていく
(2)布石を打つ:
今の仕事からさほど逸脱しない範囲の中に、自分のやりたい仕事がいつかできるように布石を普段から打っておく
(3)キャリアを進める:
(1)と(2)を続けているとその周辺に新たにやりたい仕事が見えてきて、そのキャリアに進む
(4)キャリアを振る:
今の仕事の延長ないしは周辺からでは、キャリアが行き止まりになりそうなので、リスクを取ってでもキャリアを振る
があげられています。
「大局を忘れず、小事をおろそかにしない」という言葉がありますが、日々の仕事を丁寧にこなしながらも、長期的展望に立った準備が必要です。
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