老いを楽しむ 「老いの才覚」 

2011/03/24

「老い」は、仏教の四苦(生・老・病・死)の1つに挙げられ、人生の大きな“苦しみ”と考えられてきました。

実際、老年期は、「死別」、「病気」などさまざまなストレスに遭遇し、「うつ病」の好発時期でもあります。
あらかじめ、「老いへの準備」をしておきたいものです。


参考になる書籍が、曽野綾子「老いの才覚」ベスト新書
です。
本書では、「才覚」を「今まで得たデータ(経験)を駆使して、最良の結果を出す能力」と定義し、この才覚を老いてこそもつべきだと主張しています。
「豊富な経験」こそ、若者にはない高齢者の特権です。


ちなみに、「老いへの準備」として本書ですすめるポイントは、
・老人が健康に暮らす秘訣は、目的・目標を持つこと。
・「何をしてもらうか」ではなく、「何ができるか」を考える。
・身近な人に感謝する
・分相応、身の丈にあった生活をする。
・一人で遊ぶ習慣をつける。
・あの世があるか、ないか、わからないが、分からないものはあるほうに賭ける。
など、です。


特に、「神様の視点」を老いの才覚の中に入れているのは慧眼だと思います。
私の研究でも、「スピリチュアルな人は、健康で、寿命が長い
」ことが証明されています。

 

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