率先垂範(そっせんすいはん) 「子育てのツボ」

2011/04/21

診療していると「効果的な子育て」について訊かれることがあります。

その時、「子育てに王道なし」とお答えしています。“口先だけ”のしつけは子供の反発を生むことが多いようです。

参考になる良書が、水谷修「夜回り先生50のアドバイス 子育てのツボ」日本評論社 です。

「夜回り先生」として有名な著者ですが、子供の目線に立った子育てアドバイスを述べています。

たとえば、
「親は毎日一時間勉強する」 子供に勉強しなさいという前に、親が率先して勉強して欲しいのです。そして、その姿をわが子に見せてあげてください。
「当番を決めて家事に参加させる」 最近は、子供をお客様扱いしている家庭が多いようです。でも、昔の日本の子供たちには、家庭の中で年相応の仕事がありました。
「一日に30回は褒めるか、優しい言葉を」 中学生や高校生の九割以上の子どもは、親から褒められた数よりも叱られた数の方が多いといいます。
「間違えたときは、潔く子どもに謝る」 自分の間違えを棚に上げて親の権威を押しつけることは、子どもたちの心に大人に対する深い不信感を生み出します。
などなどです。

優秀な親は「完璧主義者」なので、自分の間違いや失敗が許せません。

ただ、人間は「神様」でなく失敗する「不完全な存在」です。不完全な存在と自覚することで、慢心することなく努力し続けることができます。

その謙虚でひたむきな親の姿が、子どもにとって「手本とするモデル」になると思います。
 


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