離婚と子育て 「離婚で壊れる子供たち」

2011/06/16

これまでの先行研究の結果、親が離婚した家庭の子供は、非離婚家庭の子供に比べて、メンタルヘルスが落ちることが分かっています。

以前のブログ(ステップファミリー 「子連れ恋愛がハッピーエンドになる本」 )でも指摘したように、3人に1人が離婚する時代に入り、離婚を契機に、子育て問題が勃発することが少なくありません。

参考になる書籍が、棚瀬一代「離婚で壊れる子どもたち」光文社 です。

本書では、年代別に「子供が親の離婚にどう反応するのか」述べられています。

・0~18ヶ月児:愛着と絆の形勢が困難になる
・18ヶ月~3才児:親からの分離と個体化が困難になる
・3~5才児:離婚は自分のせいだと思う
・6~8才児:深い悲しみに陥る
・9~12才児:グレイゾーンを許せない
・13才児以上:離婚体験をプラスに転じることも可能

ただ、離婚した家庭の子供の7割は、問題なく成長しているそうで、「子供が親の離婚をどう捉えて、その後の人生にどう生かしていくか?」がもっとも大切なポイントと感じます。

単純に、「親の離婚が全て悪い」という“決定論”にならず、その逆境をどう人生の肥やし(こやし)に変えていくかが重要です!

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