「子連れ再婚」(ステップファミリー)の問題については、以前のブログ(ステップファミリー 「子連れ恋愛がハッピーエンドになる本」 )で触れました。
ただ、子連れ再婚の際、「具体的に子供にどのように接したらいいのか?」分からないことが多いようです。
お勧めする良書が、ベギー・ランプキン「ステップキンと7つの家族」太郎次郎社エディタス です。
本書は、“物語形式”になっていて、子供と一緒に読みすすめていくことで、ステップファミリーについて楽しく学ぶことができます。
また、「大人のためのガイド」もついていて、ステップファミリーの子育てについて親も勉強できます。
たとえば、
・両親が別れたとしても、親子の縁が切れるわけではない。これからもずっと、わが子であることに変わりはない。家族のかたちが変わって、両親が一緒には暮らすことはもうないけれど、これからも父親と母親であることに変わりはない。
・子供は親の離婚と無関係ではいられないけれど、親は子供を傷つけようと思って、あるいは子供を罰しようと思って、離婚するのではない。
・子供は親の離婚の原因ではない。子供が悪い子だから離婚するのでもない。
・自分の気持ちを言葉で伝えて、問題を解決するために前向きに行動することは、子ども自身にとっても大切なことである。怒り、悲しみ、恐れ、恥ずかしさ、混乱といった感情は、だれもが抱くものである。
などなど、親が子供に説明しておくべきポイントが述べられています。
子連れ再婚を、家族について改めて考え、人間として成長する好機にしたいものです。
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