トルコ視察 『キリスト教入門』

2019/09/05

8月14日~23日まで、トルコ視察に行ってきました。キリスト教の12大弟子の一人・ヨハネの最期の地である聖ヨハネ教会(セルチュク)にも、訪れることが出来ました。念願かなって感動です!!

 

 

イエス・キリストは、3年間という短い伝道期間で、たくさんの病気治しをしています。「信仰が癒しにつながる」のです。そこで、今回ご紹介するのが、矢内原忠雄『キリスト教入門』(中公文庫)です。

 

著者は、キリスト教無教会主義の信者で、東京大学総長を務めた方で、分かりやすく「キリスト教」について解説しています。

 

たとえば、

 

真の宗教は、科学的合理主義を含みつつそれよりも大きく、道徳主義を含みつつそれよりも高くある。人間は科学よりも大きく、道徳よりも広い。人間の霊的生命の欲求を満たし、人間の理性と道徳に高き刺激を与え、人生の問題を解決し、理想と現実との矛盾の中にあって人生の生きがいを知らせ、希望と平安の根源を付与する力として、真の宗教はこれを信ずる価値があるのである。

 

・何の知識でも、自分で実習し、実験を経なければ、本当に自分のものとならない。いわんや人生の生き方を教える聖書の真理は、自分の体験を通して初めて心から分かるものである。しからばその実習もしくは実験の場所はどこかと言えば、我々の家庭、我々の職場、否我々の生涯の全体が聖書の真理を学ぶための実験教室である。

 

などなど、人生には理性や知性だけでなく、直感や悟性も必要なことが分かります。また、単なる机上の空論ではなく、宗教的真理を私たちの実人生に応用する大切さが学べます。

 

キリスト教入門 (中公文庫) キリスト教入門 (中公文庫)
700円
Amazon

 


アーカイブ

PAGE TOP