完璧主義からの脱却 「最善主義が道を拓く」

2011/09/29

白黒はっきりつけたがる「完璧主義」は、不安や焦りなど精神不安の元凶になります。

ポジティブ心理学では、この完璧主義に対抗する考え方として、「最善主義」を掲げています。

参考になる良書が、タル・ベン・シャハー「最善主義が道を拓く」幸福の科学出版 です。

本書では、

完璧主義者は、(1)目標までの道は直線、(2)失敗を恐れる、(3)目標だけが大事、(4)「全か無か」の思考法、(5)自分を防御、(6)あら探し屋、(7)厳しい、(8)硬直・静的

を挙げていますが、それに対し、

最善主義者は、(1)目標までの道のりは不規則な螺旋、(2)失敗はフィードバック、(3)目標もそこへの過程も大事、(4)微妙な差異や複雑さを大事にする思考、(5)忠告やアドバイスを受け入れる、(6)よいこと探し屋、(7)寛大、(8)融通が利く、動的

となっています。

目標を下げる必要はありませんが、目標までに至るプロセスを楽しめる“心の余裕”が大切です。

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