アファメーション 「暗示で心と体を癒しなさい!」

2011/11/10

アファメーション(Affirmation)という言葉があります。それは、自分自身に対して建設的でポジティブな言葉を何度も繰り返すことで、潜在意識までポジティブ思考を刷り込んで病気を癒していく心理療法です。

当院が理論基盤とするポジティブ心理学でも、アファメーションは重要です。

アファメーションの元祖とも言える人がエミール・クーエです。その著、「暗示で心と体を癒しなさい!」かんき出版 は必読です。

クーエ博士は、アファメーションにより不眠、不安などの精神疾患だけでなく、リューマチ、喘息、結核、がんなどの身体疾患まで完治させたことで有名になりました。

方法はいたって簡単で、1日に2回、朝目覚めたときと寝る前に「私は毎日あらゆる面でますますよくなっている」という決まり文句を連続20回以上唱えます。

本書では、このアファメーションで劇的に回復した症例が何例も報告されていて興味をそそります。

クーエ博士は、約80年前に活躍された薬剤師ですが、現代医学でも薬のプラシーボ効果(薬効成分を含まないプラセボ(偽薬)を薬だと偽って内服した場合、患者の病状が良好に向かってしまう治療効果)として実証されています。

このように人間には、信念の力で病気を癒してしまう効果があるのです!


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