ポジティブ感情の影響力 「幸福の習慣」

2012/02/16

ポジティブ心理学は、「幸福感を科学的に研究する学問」と定義されますが、これまでさまざまな興味深い研究が報告されてきました。

参考になる良書が、トム・ラス、ジム・ハーター「幸福の習慣」ディスカバー です。

本書で述べられている研究で特に面白い結果をご紹介します。

幸福感の伝播力について:ある人(A)が幸福だと直接接する人達(B)も幸福を感じる可能性は15%になります。

さらに、Aさんと直接接していなくてもBさんと接する人達(C)も幸福になる可能性が10%に高まります。

もっと面白いのが、Aさん、Bさんが直接接していなくても、Cさんが接する人達(D)も幸福感が6%向上するそうです。

というわけで、幸福感は、「A-(15%)→B-(10%)→C-(6%)→D」と伝播していきます。

このように、幸福感には伝播力があるので、自分がハッピーになるのは自分だけのためでないと考えるべきです。他の人にも良い影響を及ぼすのです。

自分が幸福になる(利自)は、そのまま他人の幸福にもなる(利他)の原則、「利自即利他(りじそくりた)」は心の法則です。

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