医療と霊性 「人は死なない」

2012/03/22

ポジティブ心理学はスピリチュアリティ(霊性)に理解があり、世界の精神医学の流れも治療には霊性が必要であるというのがスタンダードです。

こういった背景から、HSC集団心理療法第1セッションでも「スピリチュアル・ライフレッスン」となっています。

今回ご紹介する良書が矢作直樹「人は死なない」バジリコ です。

著者は東京大学医学部の教授で医療に霊性が必要であることを分かりやすく説いています。

救急医療の最前線で活躍する著者ですが、患者さんから聞いたさまざまな臨死体験を紹介していて、臨場感があります。

霊性を科学的に証明した近代スピリチュアリズムの経緯も丁寧に解説しています。著者いわく「(霊性が)あることの証明は、一例を示せばよいという意味で可能ですが、ないことの証明は不可能に近いといえます」とあります。

未知のことでも心を開いて考え方を柔軟にすることで、新たな視点が得られます。それで人生の目的や生きる意味などが見えてくるでしょう。

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