永遠の生命 「魂は存在するのか?」

2012/05/03

私の自著「幸せな未来をつくるポジティブ心理学」でも強調している観点が、永遠の生命です。

このトピックで、また新たな良書が先月発刊されました。不朽の大ベストセラー「知的生活の方法」(講談社)の著者、渡部昇一氏の「人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?」(海竜社)です。

本書の結論は、永遠の生命である「魂」は存在するとの結論です。

著者自身の経験、哲学、生物学、宗教学など、縦横無尽に引用し、その結論に迫っています。日本を代表する碩学者らしく、聡明才弁な著書になっています。

とくに、数学者で哲学者でもあったパスカルの言葉を引用していますので、要旨をご紹介します。

「あの世があるのか?ないのか?」どちらを取るのかは、結局「賭け(かけ)」と同じである。

ただ、「あの世がない」方を選んだ場合、もしあの世がなかった場合は問題ないが、もし本当にあった場合、あの世の知識がないので死んだらどうしたらいいか混乱する。また、この世が全てだと思って、不道徳な人生を送っていたら地獄に落ちてしまう。

一方、「あの世がある」方を選んだ場合、もしあの世がなくても別に問題はないが、もしあった場合、あの世の知識があるので、迷わずにこの世からあの世へ移行できる。また、モラルある人生を送れるので、この世でもハッピーである。

ということだそうです。

さあ、この説明を聞いてみなさんはどちらを選ばれるでしょうか?


人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?/渡部 昇一


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