「どうしたら崩れない自信を持つことができるのか?」と患者さんからよく尋ねられます。以前指摘したように、心理学では自信のことを「自尊心」と言います。この自尊心があるとメンタルヘルスは保たれます。また人生の成功をつかみやすくなります。
そこでおすすめの良書が青木仁志「自信のつくり方」アチーブメント出版です。
本書では良質な情報との出会いが、あなたの人生を根本から変えてしまうことを指摘しています。
人は経験したもの、知覚したもの、理解したものなど、自分の中に何かを吸収してはじめて成長します。空っぽの状態では、何もできません。
逆に言えば、よいものに出会わない限り、人は変われません。
つまり、「本物」を知ると自分の中の基準が変わります。上質に触れることで、あなたの中により高い基準や願望が生まれるのです。
とあります。また、「物心ともに豊かな人生を送るため」の発想法として
①ポジティブな気持ちで物事に取り組む
②逆境を喜ぶ
③ギブ&ギブン
④他人の力を借りれば不可能はない
⑤正当な代償を払う
⑥自分が望むことを他人へ提供する黄金律発想
⑦原則中心に生き、思い込みで行動しない
⑧メンターを活用する
⑨考える時間を持つ
⑩その人の背後にある付加価値を見出す
と指摘しています。
これらはポジティブ心理学と軌を一にする発想であり、着実に自尊心を上げることになるでしょう。
一生折れない自信のつくり方/青木仁志
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