いい話 「13歳からの道徳教科書」

2012/05/17

いわゆる「いい話」は、子供だけが聴いておくべきものではありません。大人であっても、「時に及んで当に勉励すべし」ものです。社会生活で、すさんでくる心を癒やし、優しい心を思い出させてくれます。

今回ご紹介する良書は、道徳教育をすすめる有識者の会「13歳からの道徳教科書」育鵬社です。

13つの選りすぐった「いい話」が分かりやすく述べられていて、本ブログでも紹介した「奇蹟のリンゴ」、「代表的日本人ー中江藤樹」、「代表的日本人ー上杉鷹山」、「生命のふしぎ(サムシング・グレート)」、「海の武士道ー工藤艦長」などの話も出ていて感動します。

ここでは、本書の中の「15.生命あるすべてのものにーマザー・テレサ」の一節をご紹介します。

精神的飢えについて:望まれない、愛されない、大切にされない、忘れられたと感じ、誰もほほえみかけてくれず、誰も手を握ってくれない。このような人々は誰からも捨てられているのです。それゆえ、このような精神的飢え、精神的な貧困は取り除くのがよりむずかしいのです。・・・(中略)・・・それは、今は望まれないこと、愛されないことが、ハンセン氏病や結核やガンなどよりもずっとひどい病であるからです。というのはこのような病気の人々に対しては薬がありますが、孤独な人々や望まれない人々に対しては、彼らのために神の愛のあらわれとなることのできる、あなたの愛や私の愛だけが、その苦しみを取り除くことができるからです。

とあります。

本ブログでも、今後もドンドン「いい話」をご紹介してまいります。


13歳からの道徳教科書/道徳教育をすすめる有識者の会・編

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