放射線ストレス 「被ばくと発がんの真実」

2012/06/14

昨年3月の大震災以来、「放射線ストレス」のためうつ病やパニック障害になって来院される患者さんが少なくありません。

患者さん方のお話を聴いていると、どうも正確な情報が不足していて過剰なストレスになっているように感じます。

そこで、おすすめの良書が、中川恵一「放射線医が語る 被ばくと発がんの真実」KKベストセラーズです。

本書を要約すれば、

原発事故による放射線量から考えて「福島では今後がんは増えない」というのが結論だそうです。

参考までに、本書では、ロシアの「チェルノブイリ原発事故の放射線による後遺症の報告書」に関しても言及していて、

「(事故後25年の状況を分析した結果)、放射能という要因と比較した場合、精神的ストレス、慣れ親しんだ生活様式の破壊、経済活動の制限、事故に関連した物質的損失といった、チェルノブイリ事故による他の影響のほうが、はるかに大きな損害を人々にもたらしたことが明らかになった」

と報告書から引用しています。

マスコミが正確な情報によらず、ゴシップ的に放射線のリスクを宣伝して、国民の不安をあおっていますが、だまされてはいけません。

放射線そのもののより、不安や恐怖心により、心身が冒(おか)されるのです。知恵の力で、ネガティブ思考を切ってまいりましょう!未来は明るいのです!!


放射線医が語る被ばくと発がんの真実 (ベスト新書)/ベストセラーズ

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