異次元の証明 「宇宙は本当にひとつなのか」

2012/09/06

今回のテーマは物理学です。私のブログのテーマ分類にはそのカテゴリーがないので、学問一般と考えて「精神医学・心理療法」に分類させていただきます。

私はよく、「スピリチュアリティ」のトピックでお話しすることが多いのですが、みなさん、最新物理学でも、異次元の証明が進んでいることをご存じでしょうか。

今年7月はじめには、神の粒子として話題の「ヒッグス粒子」を欧州合同原子核研究所(CERN、スイス)が発見したというセンセーショナルなニュースが全世界を駆け巡りました。この発見も、異次元世界の証明のひとつと考えられています。

ただ、理論物理学は、数式が並んで一般人には取っつきにくい印象があります。

そこで今回お勧めの良書が村山斉「宇宙は本当にひとつなのか」(講談社)です。

東大教授で、カリフォルニア大学教授でもある著者は、数式を使わず、最新物理学を非常に分かりやすく解説しておられます。

特に面白いのが、宇宙がビック・バン以降、膨張を続けていますが、その速度が加速し続けている事実です。通常なら、物質が膨張する際は、内容物が薄まっていくはずなので、膨張速度は減速しなければ説明がつきません。

新たな内容物が供給され続けない限り、膨張速度が加速し続けることは出来ないのです。

その矛盾を説明できるのは、唯一「異次元の存在」しかないとのことです。異次元から、新たにこの宇宙に内容物が供給され続けているために、膨張速度が加速し続けることが出来るそうです。

スピリチュアリティの存在証明を確固とする興味深い物理学的証明だと思います。唯物論者や唯脳論者には、是非一読していただきたい一書です。


宇宙は本当にひとつなのか―最新宇宙論入門 (ブルーバックス)/講談社


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