睡眠の取り方 「脳も体も冴えわたる 1分仮眠法」

2012/10/11

診療していると不眠や過眠のご相談が多く寄せられます。

基本は夜の睡眠の質を上げることです。これまでの疫学調査では、人の寿命が一番延びる睡眠時間は6.5~7.5時間と判明しています。つまり、6.5時間未満の短時間睡眠でも、7.5時間以上の長時間睡眠でも寿命が短くなってしまうのです。

しかし、忙しい現代社会では、6.5~7.5時間という睡眠時間が確保できないことが少なくありません。

そこでおすすめの良書が、坪田聡「1分仮眠法」(すばる舎リンゲージ)です。

本書では、睡眠時間が短くなりがちな現代人に対して、

昼14:00~16:00に計20分間の仮眠を取ることをすすめています。

これは、連続して20分間仮眠しなくても、細切れに1分間仮眠を20回とっても効果があるとのことです。1分間目を閉じて脳を休めると言い訳です。

ちなみに、30分以上仮眠を取ると、今度は睡眠慣性が働くので返って眠くなり逆効果です。

ポジティブ心理学でも、質のいい睡眠はおろそかに考えていません。できたら、悪夢でなく、大空を気持ちよく舞うようなポジティブな夢で眠りたいものです。

私自身、普段からポジティブ思考を潜在意識に落とし込んでいるせいか、カラーで気持ちいい良夢が多いです。


脳も体も冴えわたる 1分仮眠法/すばる舎

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