病気の意味 「自分をえらんで生まれてきたよ」

2012/11/14

「なぜこんな親のもとに生まれてきたのか?」、「自分はなぜこんな重い病気にかかったのか?」など、人生には考えても解けない問題や逆境がつきものです。


心理学では、こういった悩みを「実存的不安」と呼びますが、それを解決するのが「人間は永遠の魂を持って、転生輪廻しながら魂修行している」という霊的人生観です。


参考になる良書が、いんやくりお「自分をえらんで生まれてきたよ」(サンマーク出版)
です。



2001年生まれの現在11歳のいんやりお君は、先天性の心肺疾患を患って、幼少時から闘病生活を余儀なくされていました。そのりお君は、9歳になるころまで、生まれてくる前の状況など、不思議な話をすることが多く、それらをお母さんが書きためたメモが本書なのです。


以下、りお君のつぶやきです。


・雲の上から、お姉さんとお兄さんを見て、「どの人がやさしいかなあ」って、見ていた。それで、ママのところにした。ママなら、心のことをわかってくれると持ったから。


ぼくは、病気を選んで、生まれてきた。希望をもって、生まれてきた。心を感じることで、勇気が出る。それがつまり、希望のことなんだ。


・赤ちゃんは、どのお母さんにするか、どんな体にするか、どんな性格になるか、自分で決めて生まれてくるのが、ふつうだよ。僕が病気で生まれてきたのは、病気で生まれる子や、お母さんたちを、励ますためだ。だから、ままは僕の言葉をみんなに教えていい。ぼくは病気だったから、幸せなんだ。ぼくは、病気だったから、心の言葉が話せるんだ。だから、いつか、心の幸せを配るサンタさんになるんだ。


ポジティブ心理学では、以上のような霊的人生観から自分の人生を振り返ることを大切にしています。

 

アーカイブ

PAGE TOP