診療しているといじめのご相談をよく受けます。最近のいじめは「一対一」ではなく、「一対多」で悪質になっています。いじめられた子供が一人で立ち向かっても「多勢に無勢」で泣き寝入りになってしまいます。
そこでおすすめの良書が森口朗「校内犯罪(いじめ)からわが子を守る法」(育鵬社)です。
本書では、「スクールカースト」化している学校の現状が分かりやすく説かれています。ちなみにスクールカーストとは、「人気による児童生徒の学級内ステイタスの序列化」を指すそうです。
さらに、わが子をいじめから守る具体的対処法が事細かに書かれていて非常に参考になります。
たとえば、
・子供同士で解決させる究極の方法
・教師はダメでも立派でもない「普通の人間」だと知る
・ここ一番で担任教師を味方にする作法
・学校のいじめ対策スキルを見極める
・いじめの証拠収集にはICレコーダーが一番
などなど、いじめの予防や対策について述べられています。
「知は力」です。まず適切な情報を集め、理論武装して問題解決していきましょう!!
★★★本年H24年も、本ブログをご愛読していただき、誠にありがとうございました。本年は、7月に「幸福感の強い人 弱い人」(幸福の科学出版)と12月に「現世療法」(クラブハウス)を発刊させていただきました。これらの自著が少しでも皆様のストレス対処の理論武装のお役に立てれば、私にとってヴェリー・ハッピーです!!
年末年始は、みなさま、この一年の疲れを癒やし、来年に向けての英気を養われますよう願っております。★★★
校内犯罪(いじめ)からわが子を守る法/扶桑社
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント