アンガーコントロールできなくて相談にいらっしゃる患者さんが少なくありません。私が過去発表した論文では、「怒りが強いと心臓病にかかりやすい」ことが証明されています。
そこで今回ご紹介するのが、種市勝覺『怒らない習慣力』(WAVE出版)です。
著者は、風水カウンセラーで密教の阿闍梨(あじゃり)でもあり、アンガーマネジメントに関して分かりやすくアドバイスがあります。
・何事においても「こうあるべき」という思いが強人がいます。ある意味、完璧主義的で、人の失敗や間違い、想定外が許せない人です。そういう人は、怒りっぽい傾向にあります。そういう人に多くみられる口癖は「ありえない!」です。
・感情の受け止め方で大事なのは、「感情と自分は別物」とすることです。感情は、自分の中から湧き上がるものですが、自分そのものではありません。起きた出来事に対して、自動的に生まれる反応が感情です。つまり、本来別々のものですが、感情コントロールが出来ない人は、その感情と自分は別々のもの、と考えることが出来なくなっています。
などなど、「平常心」の作り方のコツが満載です!