昨年から、アンチエイジング(若返り)がトピックになっています。若返りには、食習慣、運動、睡眠・休養、ストレス処理などいくつかの方法論があげられます。
見落とされがちなのが、「美的センスを磨く」ことです。
そこでお勧めなのが久保田競「脳活習慣」海竜社です。
本書では、「美しいものは脳を若返らせる」と述べていて、特に前頭葉が活性化されるそうです。そして、美的センスを磨くためには、
・一流の芸術に触れて、美に対する感性を磨く。
・スポーツ観戦して美技(ファインプレイ)に触れる。
・ちょっと贅沢な外食を楽しんで、一流の料理人達の美技を味わう。
・音楽の美しい旋律に身を浸す。
など、紹介しています。たとえその人が、若返ったと言っても、外見が悪くみすぼらしければ、実質的には若返ったとは言わないでしょう。
若返りには、美の観点は必要です。また、ポジティブ心理学の24の徳性のひとつに、確かに「審美眼」があげられています。
脳活習慣―100歳まで楽しく生きる/海竜社
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