幽体離脱現象 「脳には妙なクセがある」

2013/01/17

当院では、スピリチュアリティ(霊性)をベースにした心理療法で治療効果を上げています。

日本ではなじみが薄くて、何か「いかがわしい」ものとしてみられがちですが、世界の医学界では常識としてスピリチュアリティが研究され、臨床にも取り入れられています。

スピリチュアリティの証明のひとつに「幽体離脱」現象があります。これは、「自分の魂が、肉体から離れて、まるで他人を見るかのように自分自身を達観する」現象です。よく、冬山の遭難者や臨死体験者が報告する不思議体験です。

今回ご紹介する書籍には、その科学的研究についてわかりやすく紹介しています。池谷裕二「脳には妙なクセがある」(扶桑社)です。

本書では、「ネイチャー」という科学のトップ・ジャーナルに掲載された学術論文が紹介されています。

そこでは、ジュネーブ大学のブランケ博士らが、電磁気で脳の右側頭頂葉の「角回」を刺激したところ、なんと被験者の意識が2メートルほど舞い上がり、天井付近から「ベッドに寝ている自分」が見えたと言うのです。

しかも、何度繰り返しても、この幽体離脱現象が再現されたのです。この「再現性がある」というのは、科学では証明するための決定的に重要な要素とされています。

このように、摩訶不思議と考えられたスピリチュアリティは、最新科学によって解明がすすみ、証明されてきているのです。


脳には妙なクセがある/扶桑社

 

アーカイブ

PAGE TOP