ピンチはチャンス「海賊とよばれた男」

2013/03/13

今朝の「東京新聞」と「中日新聞」の朝刊一面で、私の最新刊「若返る力 -ポジティブ心理学による『究極のアンチ・エイジング』」(栄光出版)が以下のように広告掲載されました。

$ハッピースマイルクリニック院長のほっとブログ

現在、ベストセラーとなって読者からブログやハガキなどで様々な反響が届いております。一人でも多くの方が、心の力で若返ってくだされば、著者としてこの上ない喜びです。

さて、今回ご紹介する良書は、百田尚樹「海賊とよばれた男<上・下>」(講談社)です。

本書は、出光興産(大手ガソリン会社)を創業した出光佐三をモデルにした歴史小説で、日本が戦後、どのように荒廃した状況から大国になっていったかが手に取るように分かります。一気に読めてしまうおもしろさです。

様々な学びがありますが、たとえば、

・「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからといって、大国民の誇りを失ってはならない。全てを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずやふたたび立ち上がる日が来る」

・「・・・・わが社には、何よりも素晴らしい財産が残っている。一千名にものぼる店員たちだ。彼らこそ、国岡商店の最高の資材であり財産である。国岡商店の社是である『人間尊重』の精神が今こそ発揮される時ではないか」

・「・・・・日本はこんな小さな島国で、何の資源もないにもかかわらず、戦前は世界三位の海軍を持っていたのだ。ドイツやソ連でさえも、日本の海軍には遠く及ばなかったのだ。今は確かに日本中のほとんどの工場も閉鎖して、多くの会社が動けないでいる。しかし日本はこのままでは終わらない。必ずや復活する。十年、いや二十年あれば、ふたたび世界の一等国になる」

などなど、敗戦直後でも、「サムライ精神」を失わずに、日本再生を目指して活動を再開した先人たちのファイティング・スピリッツが伝わってきます。

一昨日は、3・11の2周年でしたが、私たち現代日本人も、こういった先人の心意気に学んで、日本を繁栄させ、世界の模範となれるよう頑張りたいものです。

なお、来週は、マイアミ(フロリダ)で開催されるアメリカ心身医学会に参加するため、ブログ更新をお休みさせていただきます。なにとぞご了承ください。次回の更新は、3月27日(水)になります。


海賊とよばれた男 上/講談社

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