富、無限!!「富の福音」

2013/05/01

経済的問題は、ストレスの7~8割を占めると言われています。確かに、お金があれば、色々な問題が解決していきます。子供により良い教育を受けさせてあげられますし、ベビーシッターを雇えれば、産後の女性であってもすぐ働きに戻れます。

日本には、お金持ちに対する嫉妬心や、清貧思想があって、富に対するポジティブ思考が足りないようです。

そこで今回お勧めの良書が、アンドリュー・カーネギー「富の福音」(きこ書房)です。

みなさんご存じのアンドリュー・カーネギーは、アメリカの鉄鋼王で、オイル王のジョン・ロックフェラーにつぎ、アメリカ史上、2番目の大富豪と言われています。

本書では、カーネギー本人の実体験に基づく、富への考え方が、ふんだんに盛り込まれていて大変参考になります。たとえば、

・いうまでもなく勤勉克己心は、人類の文明を発展させる原動力なのである。

・社会に貧富の差があるということは、社会が進歩する必要条件だと言ってもよいのである。

・慈善を行い、人に何かを与える人がまず考えなければならないのは、助けるべき人は、自分自身で努力している人に限るということである。

などなど、極貧から大富豪になったカーネギーならではの智慧が満載です。

日本では、左翼系マスコミが「貧富の差はいけない」などと喧伝していますが、カーネギーの意見は逆で、「貧富の差こそ、社会が進歩する原動力である」といっています。実際、ポジティブ心理学の疫学調査でも、「貧富の差は人の幸福感を下げない、逆に、成功するためのモチベーションになる」という報告がされているのです。


富の福音/きこ書房

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