元祖・ポジティブ思考 「エマソン 運命を味方にする人生論」

2013/07/17

ポジティブ心理学は1998年に正式に始まった(ウィキペディア→こちら)とされていますが、その源流となるポジティブ哲学は以前より発信されていました。

その源流にある代表的な思想家のひとりがアメリカの哲学者・ラルフ・ワルド・エマソンです。今回紹介する良書がエマソンを紹介した渡部昇一「エマソン 運命を味方にする人生論」(致知出版社)です。

本書では、日本の碩学、渡部昇一氏により、エマソンの思想がわかりやすく紹介されています。必読の一書です。

たとえば、

・こうしてエマソンは、「すべての人間は魂を持っている。それ自体が宇宙であり、最も神聖な神殿みたいなものである」という考えにたどり着きました。そして「無限の力、神聖なる力を持つ神のイメージが自分の中にある」というようになりました。

・自分の可能性を知るためには、ひたすら実行あるのみ。人生はこれに尽きるといっていいでしょう。我々はそういう存在として生まれてきているのですから、あれこれ文句を言う前に、「とにかく、やってみなさい」とエマソンは教えています。

・志を抱く人にとっては、ひとりになって心の声を聞く時間を持つことが大切になってきます。心の中から聞こえてくる声についてよく考え、自分が本当は何を求めているのかを常にはっきりさせておかなくてはいけません。

などなど、忙しい現代社会にあって、自分を見失わずに有意義な人生を送るための教訓が満載されています。

特に、私たちには気づかない秘められた「無限のパワー」があることを知るべきでしょう。


エマソン 運命を味方にする人生論/致知出版社

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