「人間は習慣の塊だ」と喝破したは、スイスの哲学者、カール・ヒルティです。ヒルティについては、以前のブログでご紹介しました(→こちら)。
このように、毎日の「ちょっとした良い習慣」が、塵も積もって山となり、幸福な人生へとつながっていくのです。
今回ご紹介するのが、松富かおり「10年後の自分のために今すぐ始めたい36の習慣」(すばる舎リンゲージ)です。
本書では、「人生とは、幸せとは、あなたが自分の判断で選びとるものである」、「あなたの人生は自分自身でかえることができる」という観点から、後悔しない人生のための習慣について述べられています。
たとえば、
・もし、あなたが今悩んでいたら、騙されたと思って前に紹介した3つのことをしてください。「感謝の言葉」から始めるお祈り(相手は誰でも良いのです)。明日の目標を誓う言葉、そして、くよくよ考えるクセをストップすること、です。
・まずは一歩を踏み出して、「あれ、何かうまくいっていないな?」と感じたら、そこでまた、次の一歩をどう踏み出せばいいのか、考え直してみれば良いのです。
・きれいで丁寧な言葉を相手に向かってたくさん発すれば、発するほど、その言葉は相手の潜在意識の中に入り込み、相手からの言葉も優しいものになります。結果として当然、人間関係もうまく作っていくことができるのです。
などなど、幸福な人生のための「良き習慣」について解説されています。
一発で劇的に人生を好転させることはできないかもしれませんが、少しの努力を毎日積み重ねていくことなら万人ができるでしょう。
10年後の自分のために 今すぐ始めたい36の習慣/すばる舎
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