ポジティブ心理学では、先人の生き方を学んで、自分の人生に応用することをすすめています。特に、先人の中でも、「ピンチをチャンスに変えた」生き方が参考になります。
今回ご紹介する良書が、HSエディターズ・グループ「逆境をはねかえす不屈の生き方」(幸福の科学出版)です。
本書では、中国古典から引用して、ピンチをチャンスに変えた7人の先人を紹介しています。
つまり、
・重耳(ちょうじ)・・・20年放浪した末に王になった男
・勾践(こうせん)・・・戦に負けて敵の下僕となりながら再び王に返り咲き、覇王となった男
・孫臏(そんびん)・・・足を失いながら宿命のライバルを倒した男
・楽毅(がっき)・・・滅亡寸前の弱国ながら敵城を70以上も落とし、形勢を大逆転させた男
・田単(でんたん)・・・失った70以上の城を一年もかけずに全て取り戻した男
・劉備(りゅうび)・・・むしろ売りから身を起こし、皇帝になった男
・鄧艾(とうがい)・・・誰も倒せなかった宿敵を滅ぼした、出世の遅れた吃音(どもり)の男
です。本書では、中国古典をまったくしらない初学者でも、分かりやすく書かれていて参考になります。
私たちは、色々な劣等感を持っていますが、これら先人たちに学んで、コンプレックスを成功への踏み台にしたいものです。
逆境をはねかえす不屈の生き方/幸福の科学出版
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