教育の大切さ 「わたしはマララ」

2014/01/15

受験ストレスで悩んでいる学生が少なくありません。ただ、勉強できなくて苦しんでいる子供たちが世界には、たくさんいることを忘れてはいけません。

そこで、おすすめなのがマララ・ユスフザイ「わたしはマララ」(学研)です。

著者は、2012年、当時15才で、イスラム原理組織のタリバンにパキスタンで銃撃されました。瀕死の重傷を負ったにもかかわらず、現在は、無事回復して、本書では、暴力に屈しせず、世界の子どもたちに教育を行き渡らせることを訴えています。

たとえば、

・世界には、小学校に行っていない子供が5700万人いて、そのうち3200万人は女の子だ。悲しいことに、パキスタンは、そうした子どもが最も多い国のひとつだ。

・父はこういっている。教育は自分にとって最高の贈り物だった。その教育を受けられない人がたくさんいることが、パキスタンの抱える多くの問題の根底にある。無知な人々は、政治家にだまされていることに気づかない。

・犯人のことを恨む気持ちは、これっぽっちもなかった。もちろん、復讐しようとも思っていない。

などなど、とても10代とは思えない力強い言葉で綴られています。

ポジティブ心理学では、物事の意味を考えることを大切にします。それによって、前進するパワーが湧いてくるのです。「勉強する意味」を考えるためには、本書は格好の材料を与えてくれるでしょう!


わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女/学研マーケティング

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