人生、失敗や逆境の時に、どのように“発想転換”するかが肝要です。
そこで、参考になる和田裕美「人生を好転させる『新・陽転思考』」(ポプラ社)です。
本書では、単純に、ポジティブな側面だけをみる「ポジティブ思考」とは一線を画し、ネガティブなそくめんを直視しながら、そこからいかに好転させていくかを述べています。
たとえば、
・ポジティブシンキングではプラスをみるようにして、マイナスを見ません。一方、陽転思考では、プラスとマイナスの両方を見て、どっちがいいか自分でチョイスする方法を採ります。
・陽転思考は、今、目の前にある事実をしっかり受け止めて、そこから「よかった」を探すことです。どんなに真っ暗でも、そこから一点の光を見つけることです。ネガティブを受け止めて、その中にある幸せを探すことです。
などなどです。
ポジティブ心理がでも、「ポジティブ:ネガティブ=3:1の法則」といって、ポジティブだけでいいとは考えていません。大事なのは、あくまで「バランス」なのです。
人生を好転させる「新・陽転思考」/ポプラ社
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