自分の祖国を愛する、「愛国心」は、自尊心を高めます。愛国心というと、右翼や国粋主義者という人がいますが、そういう人は、愛国心の歴史的意味を知らない証拠です。歴史的には、愛国心は、民主主義が栄えたギリシャのアテネから発生しており、愛国心は民主主義の基盤と言えるのです。
この点、何度もしてきておきたいと思います。
どこかの国のように、無いものをあるかのように自慢する必要はありませんが、自国の長所や美点をしっかり認識して、愛国心を高めることは、ポジティブ心理学の考え方と一致します。
そこで、今回お勧めの良書が、烏丸千「もしも日本が消えたなら」(アース・スターエンターテイメント)です。
本書では、世界の誇るべき日本の素晴らしさが紹介されています。
たとえば、
・最新鋭旅客機「ボーイング787」:全体の3割以上を日本で作り、主要部品も多く手がける。日本の工業力がなくなれば、生産はおろか、メンテナンスもできなくなる。
・現在、経済成長に沸く国が多いASEAN地域で、日本車のシェアは8割にも達するという。欠かせない存在なのだ。
・水の浄化や淡水化で世界をリードする日本の技術。(日本の技術がなければ)命に直結する水が衛生的に確保できなくなり昔の生活に逆戻りする国々が続出。
などなど、です。
最近の国際調査でも、世界で一番好きな外国の都市として、「東京」がNo1にランクイン!されており、私たちは、日本に自信を持つべきでしょう。
もしも日本が消えたなら 世界を支える日本のチカラ/泰文堂
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