ハッピーになる消費行動 「『幸せをお金で買う』5つの授業」

2014/05/07

経済問題でストレスになって来院する患者さんが少なくありません。「お金は天下の回りもの」で消費しなければ人間生きていけませんが、要は、お金の使い方に問題があるわけです。

そこで参考になる書籍が、エリザベス・ダン、マイケル・ノートン「『幸せをお金で買う』5つの授業」(中経出版)です。

本書では、幸福感になるお金の使い方について5つの原則があげられています。

経験を買う・・・形のあるものよりむしろ、旅行、コンサート、特別な食事など経験を買った方が、出費に対する後悔が減る

②ご褒美にする・・・すぐ消費できるものであっても、手が届かないように制限をかけると、新鮮な喜びを味わえるようになる

③時間を買う・・・「これを買ったら、自分の時間がどんなふうに変わるだろうか?」という時間の観点から消費する

④先に支払って、あとで消費する・・・消費を先延ばしすることによる期待値は、先にお金を払っておくことでさらに膨らむ

⑤他人に消費する・・・他人のためにお金を使うと自分自身にお金を使うよりももっと大きな幸福感が得られる

これら5つとも、至極あたり前のように感じますが、「分かっちゃいるけど止められない」のが私たちの性(さが)なわけです。

ただ、意識していれば、徐々に変わっていくものです。諦めずに、ハッピーになる消費行動へと変わっていきたいものです。


「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY/KADOKAWA/中経出版

アーカイブ

PAGE TOP