人間、失敗が続くと「負け犬根性」が染みついてきて、挑戦する前から諦めてしまうことが多くなります。でも、
ネバーギブアップ!です。
今回ご紹介するのは、出雲充『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(ダイヤモンド社)です。
著者は、世界の食糧危機を救うために、世界で初めてミドリムシ(ユーグレナ)の養殖に成功しました。この養殖は、少しでも雑菌が混じると失敗するので、不可能であると考えられていたようです。でも、世界を救うという信念を持って、やり抜いた不屈のストーリーが描かれています。
たとえば、
・ミドリムシは植物と動物の両方の性質を持っているので、両方の栄養素を作ることができる。その数は、なんと59種類にも及ぶ。
・この約3年の営業を通じて、学んだことがある。それは、自分たちが本当に正しいことをやっていれば、どこかに必ずそれに共感してくれる人がいる、ということだ。
・結局、ミドリムシの油は、他の植物から絞ったバイオ燃料とは明らかに性質が異なり、効率の良いエネルギーを取り出せる可能性があることが分かった。しかも精製するときにグリセリンなどの余計なゴミがほとんどないことが判明した。・・・(中略)・・・どうやらジェット燃料の原料にも適しているらしいことも分かった。
などなど、諦めずにチャレンジし続けたことで、予期せぬ協力者や可能性が開けたことが書かれています。
パワーが尽きて燃え尽きてきたら、他の人の成功体験から学んで、新たな活力にしましょう!
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつも.../ダイヤモンド社
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