習慣の力 『成功する子 失敗する子』

2014/09/17

人生の幸・不幸は、「遺伝子で全部先天的に決まっているのだ!」という主張をたまに見かけますが、間違っています。

最先端研究によれば、半分以上が後天的努力によって、人生の幸福が決まることが分かっているのです。

今回ご紹介する書籍がポール・タフ『成功する子、失敗する子』(英知出版)です。

本書では、さまざまな先行研究を取り上げながら、人間には、自分を変えていける力があること。幸福な人生を切り開いていくことができることを述べています。

たとえば、

・「習慣と性格とは本質的にはおなじものです」・・・(中略)・・・良い子どもと悪い子どもがいるわけではなく、良い習慣を持った子どもと悪い習慣を持った子どもがいるのです。そんなふうにいえば、子供たちにも理解できるはずです。なぜなら習慣を変えるのは大変かもしれないけれど、不可能ではないと子供たちにも分かっているからです。

などです。

心理学では、「良い習慣と悪い習慣は同居できない」ことが分かっています。自分に悪い習慣を見つけたら、それを消し込もうとするより、良い習慣を身につけることで、悪い習慣はいつの間にかなくなっていることでしょう。


成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか/英治出版

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