白紙の目で見ること 『星の王子さま』

2014/11/05

人生の色々な“しがらみ”から抜け出せなくなって「うつ」になって来院される方が後を絶ちません。実は、自分の見方を変えると、しがらみでなくなってしまうことがよくあります。別な言い方をすれば、「白紙の目で見る」ということです。

そこで参考になる物語が、サン=テグジュペリ『星の王子さま』(ゴマブックス)です。

言わずと知れた、世界的文学作品です。そこで、星の王子さまは、私たちに色々な示唆を与えてくれます。

たとえば、

・大人たちは、数字を見れば安心するからです。たとえば、あなたが、大人たちに、新しくできた友達のことを話そうとすれば、大人たちは、本質的なことについては何も質問しないでしょう。つまり、次のような質問は絶対しないのです。

「どんな声をしているんですか?」
「どういう遊びが好きなんですか?」
「蝶々は集めていますか?」

その代わりに、こんな質問をするでしょう。

「何歳ですか?」
「きょうだいは何人いますか?
「体重は何キロですか?」
「お父さんの年収はいくらですか?」

そして、それらの数字を知れば、友達を知ったことになると思っているのです。

ん~、確かに。私たちの頭には、いつの間にか色々な“刷り込み”がされていて、物事をまっさらな目で見れなくなっているのです。自分の見方が偏っていないか、確認しながら生きていきたいものです。


星の王子さま/ゴマブックス


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