身体のフシギ 『記憶する心臓』

2014/12/24

本ブログでは、「臨死体験」「前世療法」など、現代の医学では解明できない現象の数々を報告してきました。

今回は、ある心臓移植患者の手記、クレア・シルヴィア『記憶する心臓』(角川書店)です。

著者は、原発性肺高血圧症と診断され、心肺同時移植しか助かる見込みがない難病にかかり、1988年、48歳のときに、運良く、心肺同時移植を受けることができました。本書では、その経過が事細かに述べられています。

驚きなのが、手術が無事終わってからの彼女の変化でした。

たとえば、

・以前は、大嫌いだったピーマンを大好きになり、一度も行ったことがないケンタッキーフライドチキンの店に車を乗り入れる。好きでもないビールを飲みたがり、挙句にバイクに乗って走り出す。

・やたら活動意欲が湧いて片時もじっとしていられず、あくなき行動への欲求に自分自身が振り回される。

・何度も夢の中に、ティム・Lと名乗る若い男性が現れ、彼と永遠に解けぬ絆で結ばれていることを確信する。

・夢の情報をもとに、自分のドナーの情報を検索したところ、年齢が18歳でバイク事故で亡くなった同名の若者が実在したことが判明した。さらに彼の家族に問い合わせたところ、彼は、ピーマンが大好きで、ケンタッキーフライドチキンに目がなかったという。

などなど、心肺が単なる物であると考えると説明できない神秘現象が数々起こったのです。

東洋医学では、私たちの臓器にはそれぞれ意識が宿っていると考えられてきました。現代の西洋医学では、唯物論が主流ですが、それでは説明できない臨床報告が数多くあるのです。現代の科学では説明できないから、「ないものだ!」と結論づけるのは早計なのです。

今回のブログ更新は、今年最後となります。本年も、本ブログをご愛読していただき心から感謝申し上げます。来年第1回目のブログ更新は、1月7日(水)となります。


記憶する心臓―ある心臓移植患者の手記/角川書店

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