ポジティブ思考 『お洒落の旅人』

2015/02/04

ポジティブ思考が人生を拓(ひら)く」というのは、さまざまな伝記や自伝を読むと明らかです。

今回ご紹介する好例が、日本発のファッション・ジャーナリスト大内順子さんの自伝『お洒落の旅人』(世界文化社)です。

本書では、道なき道を切り開いていった大内さんの教訓がちりばめられています。

残念なことに、大内順子さんは、昨年他界されましたが、「あとがき」に大内さんの娘さんのはなむけの言葉が述べられており、本書のエッセンスになっていますので、一部ご紹介いたします。

・母は几帳面で、優しく誰にでも差別なく温かく接し、意地悪なことや争いごとが大嫌い。とにかく、何に対してもポジティブな人でした。「やりたいと思ったことは、強く思っていろいろなかたに話すと、必ず実現できるものよ」というのが口癖。「こんな仕事がやってみたい」「あんな場所に行ってみたい」などといっているうちに、本当に話が舞い込んでくることが、しばしばあったようです。ここまで思い通りになるとは・・・・母の信念の強さに驚かされたと同時に、本当に母らしいと思いました。

私たちも、一人でも多くの先人たちの智慧(ちえ)に学んでいきたいものです。

お洒落の旅人 大内順子/世界文化社

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