当院では、退行催眠による「前世療法」を行っています(詳しくは→こちら)。私たちの潜在意識にある過去世の記憶を思い出すことで、治療につなげていきます。
前世療法に関しては、世界的に研究が進んでいます。今回ご紹介するのは、村井啓一『前世療法』(静林書店)です。
本書では、古今東西の「生まれ変わりの思想」を紹介しながら、「前世療法の歴史」について分かりやすくまとめています。
本書では、前世療法に対する批判について、以下のように指摘しています。
・前世療法に対する批判の多くは、前世の存在を否定することに終始しており、前世療法の持つ心理療法的な効果について批判したものはほとんど見当たりません。懐疑主義者たちは、自らが信じる唯物的な信条を守ろうとし、前世が存在するとみられる証拠の反証探しに躍起となるあまり、前世療法の持つ心理的な癒やしの効果には目を向けようとしません。
既成概念にとらわれず、心を真っさらにして、未知のものを探究していきたいものです。
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