愛国心 『読む年表日本の歴史』

2015/09/09

公平な自国の歴史知識があるからこそ、愛国心が生まれてきます。村山談話や河野談話を踏襲した「安部談話」は、相変わらずの自虐史観で残念でしたが、このままではいけません。

そこで、お勧めなのが、渡部昇一『読む年表日本の歴史』(ワック)です。

本書では、神代の日本から説き起こし、現代までのキーとなる歴史的事件を取り上げ、公平に解説しています。

たとえば、

・東大寺大仏建立・・・聖武天皇は、「一木一草でも持ち寄って、みんなの力で建てよう」「権力者が建てるのではない、みんなで建てるのだ」と民衆に呼びかけたのである。これは古代の権力者としては実に斬新かつ画期的な発想であった。

・『源氏物語』成立・・・英国の黄金期といわれるビィクトリア朝時代の道徳心が緩んで、自由主義的な雰囲気が高まっていた第一次大戦の前夜に、インテリや芸術家たちによるブルームズベリー・グループという組織がロンドンに生じた。・・・(中略)・・・ところが、『源氏物語』を読んでみると、およそ千年前の日本で、自分たちよりも洗練された細やかな情緒をたたえながら男女が自由につきあっているというので驚愕し、その絢爛たる世界に圧倒されたのである。

などなど、日本が世界に誇る歴史や文化が様々に紹介されています。

「時に及んで当に歴史書を紐解く」のも自尊心向上に役立ちます。


読む年表 日本の歴史 (渡部昇一「日本の歴史」)/ワック

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