元祖!ポジティブ思考 『悪魔を出し抜け!』

2015/10/21

HSCの心理療法は、ポジティブ心理学をベースにしていますが、その元祖ともいうべき思想家が、ナポレオン・ヒルです。彼の著書では、『思考は現実化する』が有名ですが、

その代表作に勝るとも劣らないのが、ナポレオン・ヒル『悪魔を出し抜け!』(きこ書房)です。

本書を薦める理由は、本書を読むと、彼が霊能者だったことがハッキリ分かるからです。なんと本書で、ナポレオン・ヒルは、悪魔と霊的に対話し、悪魔から、人間を不幸にする方法について聞き出しているのです。

以下に、本書で収められている悪魔の言葉を紹介します。

・人間の意識をコントロールするのに最も適した道具は恐怖だ。・・・(中略)・・・恐怖の中でもとりわけ次の6つが最も効果が高い。貧困、非難、病気、失恋、老い、そして死への恐怖。

・自分の頭でほとんど、あるいはまったく考えない人間は「流される」人間だ。・・・(中略)・・・自分で考えるのが面倒で、むしろ悪魔が自分の意識を支配し、自分の代わりに考えるとを歓迎する。

・中でも私の役に立つのは、恐怖、迷信、金銭欲、貪欲、情欲、恨み、怒り、虚栄心、そして怠け心。この九つの扉のうちの一つあるいは複数を通ることで、私はどんな人間の意識の中にも入ることができる。

などなど、人間が不幸になっていくカラクリが述べられています。

逆に言えば、この逆をすれば人間は幸福になるということでしょう。ポジティブ心理学の源流には、こう言った霊性があることを忘れてはなりません。


悪魔を出し抜け!/きこ書房

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