理念を持つ 『マザー・テレサCEO』

2015/11/04

まだデフレから脱却できていない現代日本。会社経営に苦しんでいる管理職の方々が多いようです。来年は消費税が10%に上がる予定で、ますます経営の舵取りは困難になってくることでしょう。

「転ばぬ先の杖」で、一つでも多くの有益な情報を知っておけば、経営しやすくなることでしょう。

今回ご紹介するのが、ルーマ・ボース『マザー・テレサCEO』(集英社)です。

18年前の1997年に亡くなったマザー・テレサですが、世界中で知らない人はいないでしょう。本書では、彼女が創設した救済団体「神の愛の宣教者会」を、いかに的確に経営していたかが述べられています。この団体は、現在では、100カ国以上で活動を行い、4,000人がフルタイムで働き、100万人以上のボランティアが参加する世界最大級の活動団体になっています。

たとえば、

シンプルなビジョンは勢いと力を生み出し、山をも動かします。マザー・テレサの行動がそれを示しています。個人的なビジョンを明確につかむには、自分の内面を見つめることが必要です。

・寄付をしてくれた人が、私的な目的のためにマザー・テレサと「神の愛の宣教者会」の名前を利用することは、けっして許しませんでした。

などなど、マザーの卓越したマネジメント能力が分かりやすくまとめられています。


驚くべきリーダーシップの原則 マザー・テレサCEO/集英社

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