良いストレス 『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』

2016/01/20

「ストレスは万病の元」と一般には言われていますが、「ストレスは人生のスパイス」にもなります。要は、ストレスの受け止め方が大事になるのです。

そこでおすすめなのが、ケリー・マクゴニガル『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(大和書房)です。

著者によれば、

・研究者たちの結論は、「人はストレスだけでは死なない」ということでした。ストレスを受け、さらに「ストレスは健康に悪い」と考えていると、死亡のリスクが高まるのです。

・研究者たちも驚いたことに、ストレス度指数の高い国ほど、繁栄度も高いことがわかりました。つまり、前日に大きなストレスを感じた、と答えた人々の割合が高かった国ほど、平均寿命が長く、GDPも高かったのです。また、ストレス度指数の高い国ほど、国民の幸福度や人生に対する満足度も高いことが分かりました。ストレスを感じている人が多い国ほど、健康状態や、仕事や、生活水準や、地域社会に満足している人が多かったのです。

などなど、ストレスの受け止め方が、私たちの心身を劇的に変えていくことが分かります。

ストレスから単に逃げるのではなく、真剣に受け止めて、次の成長の肥やしにしていきたいものです。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書/大和書房

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