人間、生きる意味があると、活力が湧いてくるものです。ヴィクトール・フランクルに始まるロゴ・セラピー(実存分析)の流れです。
最近も、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)がベストセラーになって、流行っています。
もともとは、文庫ですが、マンガ化されて読みやすくなっています。
たとえば、
・肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。そうして、心底から、立派な人間になりたいという気持ちを起こすことだ。
・ぼくの考えでは、人間分子は、みんな、見たこともあったこともない大勢の人と、知らないうちに網のようにつながっているのだと思います。それでぼくはこれを「人間分子の関係、網目の法則」ということにしました。
などなど、ある意味仏教思想ともつながる考察があって、人生を考えさせられます。