情熱が仕事をする 『プロ経営者 新浪剛史』

2016/02/03

人生の壁にぶち当たった時、自分一人だけ特有の問題であることはほとんどありません。すでに他の人が同じような壁にぶち当たって、工夫して克服していることが多いのです。したがって、普段から意識して、成功者の自伝伝記を読んでおくことです。

今回ご紹介するのが、吉岡秀子『プロ経営者 新浪剛史』(朝日新聞出版)です。

新浪剛史氏は、社長として、コンビニチェーンのローソンを再生させ、2014年には、サントリーへ栄転した凄腕経営者です。

たとえば、

自分で考え自分で動く。新浪の理想の社員像は明確だ。当時のローソンは「砂漠だった」ーいろんなことを考え、教え、水をたっぷりとまいても、何の芽も出ない砂地のようだった。

・重要なことは、社員に勉強しろ、しろと強制してもムダなことを自身がわかっていなければならないこと。なぜ学ぶのかをきちんと説明し、目標を持ってもらい、自ら学ぶ意識を起こさせなければ、何も吸収しない。

・毎年正月には、手帳の裏に筆ペンで一年の目標を書く。社の業績目標値だけでなく、勉強会の立ち上げや、体重のキープ、などプライベートなことがらも。

などなど、経営者だけでなく、どんな立場の人でも参考になる人生訓が述べられています。


ローソン再生、そしてサントリーへ プロ経営者 新浪剛史/朝日新聞出版

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